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東京オリンピック金メダリスト志土地選手。トータル・ワークアウトで手にする爆発的なキレで進化がとまらない。

多くのアスリートがトータル・ワークアウトに求めるのは、筋肉をつけるためのトレーニングではなく、アスリート達の既に強靭でパワフルなカラダに「爆発的な瞬発力とキレ」をつくりだす神経系トレーニング。

2020年東京オリンピック、女子レスリング・フリースタイル53㎏級で金メダルを獲得した志土地真優選手(ジェイテクト所属、旧姓:向田)もその一人。2024年パリオリンピックにて2連覇の野望を現実のものとするために、ケビン山崎が生み出した、神経を開通させるトレーニングに取り組んでいます。

進化しつづける金メダリスト志土地真優

金メダリストと言えば世界の頂点に立った人物。その肉体も精神も高みを極め尽くし、そこをどこまでキープできるかが問われる、と考えるのが一般的。

しかし、東京渋谷区にあるトータル・ワークアウトを訪れた志土地真優選手は違います。

現在25歳になる志土地真優選手
「ある程度の年齢になると自分の好きなトレーニング、自分に必要なトレーニングをして今までの貯金をキープすることと、怪我しないカラダづくりがメインになり、この年齢から更に上にあげるというやり方をしている人あまりいないですね。幸いにもわたしは、新たなトレーニングに挑戦する機会に恵まれて、そしてこの年齢からでも上がる!というのを確実に実感できているので、すごく嬉しいですしラッキーだと思っています。」と語る通り、この日も1時間半みっちりと神経系トレーニングに取り組みました。

パワーも気持ちも強い!クールな選手

多くの選手が持つ可能性を試合でパフォーマンスとして発揮するサポートをしてきたトータル・ワークアウト主宰ケビン山崎はそんな志土地真優選手を「カラダも気持ちもとにかく強くてクール!」と表現します。

東京オリンピックの決勝では一度は窮地に立たされたものの、そこから力だけでなく気持ちで5-4まで巻き返した志土地真優選手の試合はまだまだ記憶に新しいもの。元々上半身のパワフルさでは定評のある志土地真優選手ですが、意外にも力をマネジメントするのは苦手だそう。

レスリング界を語るにあたり欠かすことのできない存在である吉田沙保里さんとトレーニングをしてきた志土地真優選手の中にある「吉田沙保里さんのように、力だけでなく1つ1つの動きに切れがあるスピード感を獲得したい」というビジョンと、トータル・ワークアウトが最も得意とする分野である神経系トレーニングの目指すところがしっかりと合致し、いまパリオリンピックに向けて共に歩み続けているのです。

挑戦者として試合を楽しむ

5歳からレスリングを始め、中学からは親元を離れてレスリングに打ち込んできた志土地真優選手がオリンピックを意識し始めたのは小学校6年生ごろ。その夢を実現したからこそ、トップに立ったからこその苦悩についてうかがってみると、

「東京オリンピックまでは本当にプレッシャーがすごくて試合が楽しめず辛かったです。金メダルをとったらとったで、今度は追われる立場として苦しくなると思っていたのですが、自分でも不思議なくらい今はプレッシャーが無く、むしろできなかった逆上がりが出来るようになったときの喜びのように、スピード感やキレの上達を実感できることの喜びが勝っていてプレッシャーよりも成長が楽しくて仕方がないです。」と、これまたクールなコメントが飛び出しました。

頂点を極めたオリンピアンでありながら、パリオリンピックまで挑戦者として歩むという謙虚さや、とてもかわいらしい語り口とはうらはらに、2022年6月の明治杯につづき9月の世界選手権では、自身が掲げる「全戦全勝」の目標どおり、無失点で優勝の座を勝ち取られています。

経験と学びが生きる強いメンタル

将来のことも見据え、現在大学院で心理学を学ばれている志土地真優選手に、試合前のメンタルの整え方に学業が生きているかを聞いてみました。

「元々気持ちが強い、と言われてきましたが、今までは気持ちよりも、練習して上達した自信が全てで、不安はむしろ内に秘めていた、蓋をしていた感じです。心理学を学んでからは、不安は全てコーチに吐き出して、それに対する答えをもらう、見つけることでしっかりと消化してから試合に臨むことが出来るようになりました。こういったことは大学院で学ばなければ気づかないまま通り過ぎていたように思います。」とのこと。

トレーニングと学業でパンクしないのかと思いきや、学業があることでレスリング一色になりすぎず、うまくメンタルのバランスがとれているそうです。

勝利へのロードマップ

2022年世界選手権は東京五輪後の久しぶりの国際大会。ここまでの取組みについて、志土地真優選手とケビン山崎氏に確認してみました。

ケビン山崎氏「世界選手権もそうだけど、明治杯までも同じくで、とにかく下半身から上半身への力の連動性を高めて、もともと持っている上半身のパワーに爆発的な瞬発力を出すこと。具体的にはスーパートレッドミル(走る動作で筋肉の連動を習得する高速トレッドミル)で後ろ向きに走るバックペダル。前より力を使わずに同じことができるようになっているので、自分でも実感があるんじゃない?」

志土地真優選手「試合の時、5試合あると今までは3試合でカラダに疲労が出ていたけれど、世界選手権では決勝まであまり疲労がなく、タックルに行く時の蹴る力や脚の運びにトレーニングが生きてたのかな、と思いました。技術面だけでなく、フィジカル面の成長を実感できてうれしかったです。」

レスリングは前後だけでなく左右も加え、360度全方向へのパワーとバランスを要する競技。止まらずに、相手からの力を逆に活用し、さらに力をプラスして戻す。こういった力の使い方を習得し、その精度をより高めていく、これが東京オリンピックから今現在、そしてパリオリンピックまでつづく1本のゆるぎない道だというブレない目線です。

志土地選手の魅力と見どころ

レスリング界ではどちらかと言うと「パワー派」と思われている志土地真優選手に、自身の得意技や試合のスタイルについて聞いてみると

「パワーがあるとはよく言われるのですが、自分としては技のレパートリーも引き出しは多く持っているつもりです。得意技はハイクラッチとくぐりタックル。同じタックルでも出し方のバリエーションは様々。最近は海外の選手から研究されて技がかかりづらくなってきているので、片足タックルのバリエーションを強化中です。」

今後の戦略まで明らかにしてしまって良いのだろうか?とここに記載することをためらいますが、そんな不安を払拭するように志土地真優選手は続けます。

「研究されるのは当たり前、それでも取る!という強い想いで練習していて、研究されてもそれを超えた技術があればいいかな、と思っています。パワー派かつスピード派に範囲を広げたいです。」

笑顔でさらりと語る志土地真優選手。他者と比較するのではなく、しっかりと自分自身と向き合い、自らを高める志土地真優選手の力強くもしなやかな人間性を垣間見て、ますます応援したい気持ちが強まりました。

カラダとメンタルのパワー、技に加え、スピードが増せばまさに「心技体」怖いものなし。
まずは2022年12月の天皇杯で、そのキレのある戦いを応援するのが楽しみです。



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